ニュースレター Vol.128

特別企画

OPINION INTERVIEW:医療法人社団BCD理事長 平塚智裕先生

インプラント治療で知られる医療法人社団BCD理事長の平塚智裕先生は、 日本を代表するトップデンティストの一人です。
【Bcデンタルオフィス】は紹介による受診が多く、 国内はもとより、 アジアや欧米からも先生の高い技術とお人柄に惹かれて患者さんが訪れます。

日々進歩を遂げる世界基準の歯科医療の提供と、 歯科医療従事者への啓発というミッションに真摯に向き合い続ける平塚先生。 その熱意と、 人間力の源を探ります。

Profile


  • 2004年 昭和大学歯学部卒業 東京医科歯科大学商齢者歯科学分野 専攻
  • 2007年 医療法人社団翠聖会理事
  • 2009年 ブローネマルク ・ オッセオインテグレイション ・センター 勤務
    東京医科歯科大学高齢者歯科学分野非常勤講師
  • 2020年 Bcデンタルオフィス開設
  • 2022年 医療法人社団BCD Bcデンタルオフィス理事長
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【Bcデンタルオフィス】
東京都品川区大井2丁目27-25

二つの「偉大な背中」が歯科医としての原点

「福岡で歯科医をしていた父の姿を見て育ちましたので、その影響は大きいと思います」と語る平塚先生。歯科医療はおもしろいよ、というお父様の言葉に背中を押され、歯学部へと進学を決められたそうです。

歯科医としての将来像を模索していた歯学部6 年時、いろいろな人に相談すると決まって名が挙がったのは、東京医科歯科大学の高齢者歯科学分野の小林賢先生。

補綴学の大家として名の知れた存在であり、優秀な門下生を多数輩出されています。

「とても厳しいので誰にでも勧められるわけではないが、小林先生の下でやっていけるなら良い歯科医になれるはずだと聞いて入りました。ですが、ついていくのが本当に大変でしたね…。自ら学び続けなければ、学問は成しえないということが身をもって理解できた貴重な経験でした

一人の人間として医療の本質を学ぶ

小林先生の下で補綴学をみっちり学んだ後、医療法人の分院長に就任した平塚先生は、さらなる成長を求めていた際に、小林先生より次の進路となる機会をいただいたのだそうです。

「ありがたいことに、インプラント治療をスウェデンから日本へ初めて伝えた小宮山彌太郎先生をご紹介いただきました。私にとって小宮山先生といえば雲の上の存在。このご縁に感謝し、ブロネマルクオッセオインテグレイションセンタでは10年以上お世話になりました」と語ります。

小宮山先生の周りには国内外のトップクラスの歯科医が集まり、学ぶ機会にあふれていたとのこと。そうした中で平塚先生が最も感銘を受けたのは、小宮山先生の「人間力」でした。

「診療内容も確かに素晴らしいのですが、それ以上に、誰に対しても紳士的で、丁寧に接してくださる姿勢が印象的でした。患者さんに対しても、症例を診るというよりもひとりの個人間として向き合う姿に感銘を受けましたね」と振り返ります。

2020年にビスカで制作した【Bcデンタルオフィス】のホームページ。

すっきりとシンプルな構成で、デザインに世界地図を入れ込み、「世界基準」の診療方針をイメージ。 English Speakersページ、一般の患者さん向けコラム、歯科医療従事者向けブログなど充実した内容。

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クリニック名に受け継がれた想い

【Bcデンタルオフィス】というクリニック名について尋ねると、「独立を決めた際、小宮山先生に院名の相談をしていたんです。

するとある時、鉛筆で『Bcデンタルオフィス、cは小文字で』と走り書きされたメモが、私のデスクにそっと置かれていて。その時のメモは、今も大切にとってあります」と、嬉しそうに話してくださいました。

Bcの「B」は小宮山先生の師であり、スウェーデンのブローネマルク先生のB、「c」はコンセプトの意だそうです。 「ブローネマルク先生は、患者さん“その人”に対するアプローチを大切にしていたとうかがっています。ですから当院でも初診の方には一時間とってコンサルテーションを行い、現在のライフスタイルや理想とする未来像まで、じっくりとお話をうかがっています」。

ブローネマルク先生の“個を診る”というコンセプトは、小宮山先生を通じて平塚先生へと、確かに受け継がれていることがうかがえました。

グローバルな視点を基に、 最先端の歯科治療を提供

【Bcデンタルオフィス】の診療方針は、“世界基準”の歯科医療。

「最小の治療で最大の効果を得るには、世界にも目を向け、最新のエビデンスに基づいた治療を柔軟に取り入れていくことが不可欠です。今の保険制度内の治療は制限が多く、時として十分な治療が行えません。そのため、保険適応外になりますが、制度の枠にとらわれない最適な診査と治療、メンテナンスを行うことが、一生涯で見るとコストを抑えて健康を維持できると思います」。

このことは教育にも通じており、広い視野を持つことで日本の歯科医療の発展につながると平塚先生は考えていらっしゃいます。

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世界基準の技術・知識で 日本の歯科医療に変革を

国内最大級のインプラント臨床医のスタディークラブの発表コンテストで優勝、ロサンゼルスでの講演経験もある平塚先生。

「現地の皆さんから反応や質問を受けて、自分の診療スタイルは間違っていなかったと確信しました」と、当時を振り返ります。

現在も週末を含む多忙な診療スケジュールの合間に、歯科医師向けの書籍の執筆やセミナー、講演活動に取り組み、世界の最新の歯科医療の普及に尽力されています。

「私とこのクリニックが担うミッションは、患者さん、歯科医療従事者、そして社会に、口の健康を守るための正しい知識を伝えて、意識を根本から変えていくこと。自分一人では何もできないので、いろいろな団体と一緒に発信し、日本の医療に広く貢献していきたいと思っています」と熱意を込めて話してくださいました。

数あるホームページ業者から ビスカを選んだ理由は「誠実さ」

最後に、ビスカへの印象をうかがいました。

「ホームページの業者はマシンガントークで売り込むギラギラした感じが多いのですが、ビスカの営業やディレクターは、まずこちらの意見をしっかり聞いてくれて、押しつけがましさがありませんでした。そのうえで、ホームページ作りについて的確にアドバイスしてもらえたので、誠実さが感じられてお願いすることになりました。保守のアフターフォローの対応も含めて、今も満足していますよ」

と嬉しいお言葉をいただきました。

これからも先生のご期待に応えられるように、スタッフ一同、気を引き締めてまいります。