ニュースレター Vol.120
商品導入
ビスカ商品導入クリニック 小川医院様
品川区の城南地区、中延・馬込・荏原・西大井は、都心 の近くでありながら落ち着いた住宅地が広がるエリ ア。都営浅草線と東急大井町線が利用でき、昔なが らの商店街も活気があることから利便性が高く、子 育てしやすいと若いファミリーにも人気です。 小川医院様は、中延の地で1948年に開業、3代続く 内科医院です。今回お話をうかがった小川仁史先生 はリウマチ・膠原病の専門医であり、2016年に3代 目院長に就任。2代目の理事長とともに、コロナ下 でも患者さん一人一人に真摯に向き合っておられる 様子を取材しました。
1: 緑に囲まれ、静かな落ち着きを感じさせる医院のたたずまい。地域の人々に寄り 添い、日々の健康を支え続けてきた存在感をたたえています。
2:「コロナの飛沫対策で坊主頭にしてい ましたが、伸びてきました(笑)」と ほがらかな雰囲気の小川仁史先生は3 代目院長。
3: 診療科目を告げる木製の立て看板 が、1948年開業という医院の長い 歴史を静かに物語ります。
患者さんが知りたい情報を わかりやすく提供したい
小川医院様のホームページはこれまで、院長の小川先生が 作られていたそうですが、「医院のホームページは"看板"。やはり医療専門のホームページ制作会社にお願いしようと思い ました」。ビスカのことを知ったのは、弟の玄洋先生が『中馬 込おがわ内科』を開業された際、ホームページや予約システ ム、カルテファイルなどすべてビスカにご依頼くださったご 縁から。「ビスカは、スマートフォン対応の"モバイルファー スト"に切り替える際も、柔軟に対応してもらえて頼りにな りました」と小川先生。ホームページ制作の際は「患者さん が知りたい情報をわかりやすく伝えたい」と先生自らリウマチや膠原病についてまとめた解説文を手掛けられ、近隣の24 時間対応の薬局一覧も作 成されるなど内容を充 実。最近ではホームペー ジを見て遠方からいらっしゃる患者さんや近隣ク リニックからの紹介も増 え、"看板"の効果が如実 に表れているそうです。
入口もバリアフリーで広々。革張りのソ ファでリラックスして過ごせます。
予約システムを駆使して感染症対策を万全に
"朝から受付に並ぶ"という従来の予約を改善すべく、予約 システムを導入された小川医院様。 ビスカのシステムは『時間 予約』と『順番予約』 が併用でき、ホームページとも連動でき ることが決め手になったといいます。「 現在当院では、『時間予約』を"ファストパス予約"と呼 んで、糖尿病やリウマチなど慢性疾患の方を優先して診療しています。風邪など急性疾患の方はそのあとの時間帯で 『順番予 約』をお取りいただいて、一人ずつ電話で呼び出して、診察 しては帰っていただく…という流れにしているんです。こうして空間的・時間的に隔離状況を作り出すことで感染対策していますので、コロナ下でも患者さんの 流れをうまくコントロールできた のは、ビスカのシステムのおかげ ですよ」とお話してくださいました。予約システム導入後は、患者さんの年齢層が少しずつ若くシフトしており、集患においても相乗 効果を上げているそうです。
飾り戸棚には、往時をしのばせる医療器具とアンティークの 品々が。
現在は9時から11時を“ファストパス時間帯”として、慢性患者の『時間予約』を優先 的に対応。風邪などの急患は、慢性患者の診察を終えてから当日の『順番予約』で個 別に対応することで、感染症対策をされています。
風邪などの急患受付 後は、新型コロナウ イルス感染の疑いが あるかどうかも含 め、電話で問診を済 ませておき、安心かつスムーズな診察につなげています。
ホームページのデザインは、 ページごとにテーマカラーが 分かれている「ユニバーサル」のデザインをセレクト。「個人 的にはもっとスタイリッシュ にしたいと思っていましたが、家内や母親にも意見を聞いて、どの世代にもわかりやすいデ ザインに決めました(笑)」。
プライマリ・ケアの要として地域を支える「かかりつけ医」
院長先生はリウマチ・膠原病、理事長は糖尿病、弟の玄洋 先生は循環器が専門のため、あらゆる内科疾患に対応できるのが小川医院様の強みです。「当院は後期高齢者の患者さんの割合が高いため、2025年問題を肌で感じていますね。日中独居の方も多いので、介護をいつ導入するかを常に意識しながら診療しています」。
昨今は受診控えの影響があるとはいえ、「予約システムを駆使して、以前よりじっくり診察できるようになりました。遠方の慢性患者の方には処方箋発行 の対応もしていますよ」と診察の質の向上を図られています。 開院して70年余り。3世代にわたり小川医院様を頼りにされている患者さんも多く、特別養護老人ホームの嘱託医でもあるため、年間10人ほど看 取られているそうです。地 域に密着した「かかりつけ 医」として終末期医療を支 えるお姿に、今後さらに必 要とされる地域医療の在り 方を垣間見た思いがしま した。
地域に密着した"かかりつけ医"として、 患者さんの家族やケアマネージャー、ヘルパーとの関わりも深い。
先生の もう一つの顔
「この一年は近所に住んでいる弟家族と会うことも、はばか られて…」と寂しそうな小川先生。毎週末の楽しみだったテニスも、できない日々が 続いています。写真もご趣味のひとつで、桜の撮 影スポットとして人気の中綱湖(長野県大町市)を訪れた際は、鏡のような水面に映る桜があまりに美しくて感動されたとのことです。
信州・中綱湖の桜をパチリ。
記者よりひとこと
「風邪をひいたら5日間は自宅待機を」と医院のブログで発信されていたり、リウマチ患者の負担をおもんぱかる文章や、 厚労省に自ら問い合わせて作成された薬 局一覧など、"すべては患者さんのために"という温かいお人柄が伝わってきました。